大東アリンさんに会って

大東アリンさんをご存知でしょうか?

砥部町在住  陶芸作家
そして、彼女は、フィリピン出身でもあります。

http://www.e-tobeyaki.jp/nao_higashi/

砥部焼きの作品が並んでいる陳列棚でも、ひときわ華やかさが目立つ作品を
作られる方です。

その方に、昨日、機会があって、お会いすることができました。。


お話は長くなるので、
かいつまんで、お話しすることにします。

彼女は、今は亡きだんな様と、フィリピンでお会いになりました。
そう、協力隊としてだんな様がフィリピンに派遣されていたときです。

任期が終わるときに、結婚の手続きもして、一緒に日本に来たという・・・

日本に来たとき
アリンさんが、大街道を歩いていたとき、
不良っぽいお兄さんがわざと近づいてきて、ぶつかって来たことがあったそうです。
それが、何回かあったそうで、
「なんで、こんなことするの?」
というと、
どうも、そのお兄さんたちは、アリンさんが、フィリピンから水商売のために
働きに来た人だと思って、卑屈に差別意識を持っていてぶつかってきたんだろうと
わかったそうです。

まあ、アリンさんが歩いているだけで、そんなことをするのかとは
私にとってはありえない世界ですが、
アリンさんにとっては、それが、とても悔しかったそうで、
フィリピンから来ても、水商売が悪いとは言わないけど、
それだけではない人もたくさんいる。
ということを、彼女は実証しようと思って、
一生懸命、陶芸に励んだそうです。


わたしも、
エジプトにいたときに、
「お前中国人か? そのリックに服がいっぱい入ってるんだろ、
売ってくれよ」
って、現地の人にいわれたことがあります。


わたしが、ほろ汚かったのかもしれませんが、
そんなことを言われて、「早く、エジプトから帰りたい!」
っておもちゃったもんね。


それと似たような感じのことを、アリンさんも日本人から受けたんだと思います。
だけど、
わたしは、帰っちゃいたいとおもったけど、
アリンさんは、負けずに、頑張った。


だから、

http://www.e-tobeyaki.jp/nao_higashi/pf.html
↑数々の賞をとって、日本で一人前の陶芸作家として達成しているのだと思います。


わたしも、
一つのことで、うじうじと立ち止まらずに、
前を向いてすすんで行きたいと、改めて思いました。