色について(Nちゃんの会話から)

先日、
四国中央市で催されたイベントで
作ったダンボールハウスを使って
5歳のNちゃんと、色付けをしました。

その時に、
Nちゃんが
緑色で塗り始めました
次に、
青色をその緑の周りに塗り始めました
当然、色が混じりました。
すると、
「うわ〜、すごくきれい、緑と青は仲間なの?」
って聞いてきました
わたしも、この質問にはびっくりして、
「そうよ、仲間だよ。だから、きれいに感じるんだよ」
次に、
水色と緑も混ぜ始めました。
「これもきれいだね〜。水色とも仲間なの?」
「そうだね。仲間だよ〜」

次に、
赤色とピンクを混ぜ始めました。
すると、
「これもきれいだね〜。仲間なんだ〜」

次に、
緑と赤を混ぜ始めました。
「うわ〜、先生、きれいじゃない〜」
「これは、ちょっと、近い仲間じゃないんだね」


わたしは、Nちゃんのこの発言には、
驚きました。
中学生に、色のことを一生懸命伝えようとしても、
全然、伝わりません。
だけど、Nちゃん、若干5歳にして、
感覚で、色の仲間を覚えて言っているのです。
その上に、

緑と青をまぜた部分を
「先生、ここの部分、なんだか、中でランプが灯ってるみたいだよ」
っと!!!

彼女のこの感覚には驚きました。
青色系なのに、明かりがともると、そこが緑っぽく見える体験をしたのでしょう・・・


幼児期のうちに、
体験を、色に結び付けると、覚えるという行為ではなく、
体得という行為で、体に入ってくるんだな・・・と、
感じました。

この体得の仕方は、年齢が大きくなるにつれて、
難しくなるのだということも、わかりました。

色の感覚というのは、
実は、幼児期の体験によって、関連付けられてきているのだと、
感じました。