経験と必然

高知の南さんの個展見てきました。

本日で最終日でした。

その南さんの言っていた靴の絵


↑なんとも、おはずかしながら、私が真ん中に写ってしまっていますが、
向かって右側に写っているのが南さん
わたしの左手は、奥さんの西谷さんです。

不思議な縁で、
わたしが大学生時代、
1回生のときから、サークル活動で、存じ上げていたのですが
2回生のときに
下宿から、歩いて50歩100歩のところに、
突然南さんが引っ越してきて、そこからぐんぐん距離が近くなりました。

ちょうど、
南さんが水彩画を描きたいと思っていたときと、
私とであったときが、いいタイミングだったみたいです。


そして、
南さんいわく、
「あのときが一番大学生がたくさん来てくれて楽しかった。」

っていってくれて、うれしく思いました。


ちなみに、
南さんが、個展をしている意味は、
南さんらしい社会参加。


南さんの絵が売れたお金は、
精神障害福祉施設の支援にまわされているようです。


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わたしは
その、「障害者問題を考える会」
というのに、非常に使命感に燃えて入ったわけでもなく、
ただ、大学入学したばっかりのころ
そのサークルのチラシが、校内に張ってあって、
「なんやろか???」
となぞめきすぎたので、その会のミーティングに顔を出してみただけが、
そもそものきっかけでした。

・・・障害者問題を考える・・・っていったい何?何?

わたし、こうやって書いているけど、正式には、
障がい者問題を考える会 view”
という書き方が正式。
若かった私の、興味を引きすぎたのでしょう。。。。

私の覚えている数少ない英単語で、VIEWっていう意味は、
見て調べること。見解、検分すること、臨めること・・・・
という、普通に見るだけではないのだ・・・・。


それが、興味をそそりすぎた。

それで、ミーティングをしていた場所が、
大学6回生だったかな?それぐらい、長く大学に住み着いていた先輩の下宿でした。
うら若く、愛媛でつい前まで
蝶よ花よと女子高校生をやっていた私から見れば、
すごい!大学生って、こんなになるの???
って、6回生というだけでびっくりたまげた瞬間だったのですが、

1棟全部屋、4つあって、そのうち、3部屋が、このサークルの先輩方が
住んでいて、
一人だけ、サークル外の方が住んでいて、大変その方にとって、
うちのサークルのミーティングは、邪魔ではなかったかと・・・
後にも先にも思うのであります・・・・


そんなのは、おいといて。。。

そのミーティングで、話が始まったとき、
このサークルの方々は、とても温かく、
わたしは、「だいたい自分の意見なんか、誰も聞いてくれん」
みたいな卑屈な高校生時代を送っていたので、
その会の
「理恵ちゃんは、どういう考えなんか聞いてみよう」
とか
「どんなん?」
とか、すっごく、高度な話をしていて、わたしなんか入っても、
朝ごはんの付け合わせにもならないぐらいの言葉しかいえないのに、
言葉を振ってくれる・・・・
それが、たいへん、あれ〜〜わたしもここにいていいのね〜〜
みたいな、居心地のよさを感じて、
はは〜
その後、この活動に、のめりこんでいくのでありました〜〜〜〜〜。

このサークルの経験は、結局、
今の私の生き方にたいへん大きな影響を与えています。



その後、
青年海外協力隊に選ばれたとき
エジプトで、知的障害者の施設に配属されたのも
このサークルでの経験をかわれてのことだったのだと思し・・・

そして、
現在、自分でアトリエを開いてから、
アトリエの運営方針は、エジプトで得たものを導入している。
それは、わたしが、大学時代に、VIEWに入らなかったら、
形成してなかったことかもしれない。

”経験は将来に対しての必然である”
この言葉は、知り合いから教えてもらいましたが、

まさしく、この言葉通り
わたしの、何もつながらないと思っていた経験が、
やっとここまできて、つながり始めたのだな・・・・と実感します。

私の誕生日も、もうすぐ・・・
一つ歳をとる前に、いい経験をつんできたんかな〜〜〜〜と、
秋の夜長にそう思っておくことにしようと思う。。。。