6歳の子の絵本です。
あぷりこっとの活動報告です。
今月は、絵本を作っています。
作っているときの様子です。
この絵本
作るときに条件があります
一つは「○」をつかうこと
なんこでもいいし、重なってもはみ出てもいいのですが、
とりあえず、○をつかう。
そして、
その○を擬人化させる
擬人化という言葉を使ったのではなく、
「丸の中に、目二つと口いれてね。」
ぐらいをいいました。
すると、予想以上のいい物語ができました。
タイトルも子どもたちがつけました。
その中の、
「ぱんだ へんなことになちゃた」
皆さんに、お届けします。
ぱんだ へんなことになちゃた
ぱんだが
かおがでぶになちゃった
でぶになちゃった
ぱんだは はなびがみえた
かおが さんこになりました
おしまい。
どうでしょうか?
わたし、このお話を見せてもらったとき、びっくりしました。
この子は、小学1年生の男の子です。
それは、単なるパンダなのに、
変化が多いということです。
ぱんだがデブになって、初めは顔だけだったのに、
体もデブになって、そして、
顔も増えるんですよ
それから、パンダだと思っていたものが、丸になったり、四角になったり、三角になったりして抽象化するんです。
もう、抽象化してしまったんだと思わせておきながら
突然、人間にかわるんです!
それも、パンダ3つにかわったけど、人間も同じく3つに変わっている
同数をそろえるという感覚まで彼はあるんですね。
そして、最後に「へんになちゃった」
といって、おちまである。
おちまで作ってあげようとする細やかさ。
よく、色々な絵本を読んでいるのではないかと思います。
子どもの想像力をめちゃくちゃ侮ってはいけないなと感じました。
字がかけなくとも、
「この場面は、どんなお話?」
って聞いてあげると、
「ばいばいっていよる」
って、お話を言ってくれる。
それを代筆してあげると、子どもはよろこんで次のストーリーを制作していきました。
心の中の表現
どんな小さな子どもでも、みんなに知ってもらいたいんだな〜って思いました。