あぷりこっとの方針

今日、やっとわかりました。
(今日、うちの名物あぷりこっとの花が開いていました!)
わたしのアトリエのやり方を
月謝制にするのか、1回1回(回数券のような感じにするのか)・・・
どうしようかと、
いろいろと考えていたのですが、
やはり、
月謝クラス制でこれからもやっていきたいと思います。
それはなぜなのか。
大人の教室もやっておりますが、
今回は子どもの教室に関してですが、
1回、1回の通いでやれるとこは、
児童館で可能なことだと思います。
それならば、わたしがいなくてもできるとおもいます。

なぜ、教室制にして、通っていただきたいのか。
たとえば、K君
ある課題をこなすことで、その子がはさみが切れるようになったとします。
ここで二つの選択肢があります。
一つは
A.続いてくる。
もう一つは、
B.やめて、気が向いたときだけくるようにする。

K君はAを選択して、毎週来るようにしてみました。
はさみが切れるようになったら、次は、切った紙を画用紙に『貼る』
という作業ができるようになります。
『貼る』という作業ができれば、その貼る素材をいろいろなものに広げていくことができます。
葉っぱを貼るとか、布を貼るとか、木を貼るとか、
そして、その貼る物自体も、ボンド・のり・液体のり・スティックのり・
はたまた、グルーガンなどに発達していきます。
・・・作業技術は、関係性を感じながら、次から次へと子ども自ら発達させていくことができます。

では、
B.
K君は、はさみが切れるようになったけど、もう工作教室には通いません。
1ヶ月ぐらいして、いってみたくなったのでいってみました。
なんだかみんな、葉っぱを思い思いに切って、グルーガンで貼っています。
葉っぱも思うようにはうまく切れません。
グルーガンも思うようにはくっつきません。
K君は、自分の思うようにならないのが多すぎて、いやになってやめてしまいました。
・・・・
この比較はかなり極端ですけど、
わかりやすく感じていただけたのではないかと思います。
物事をうまくするためには、「慣れろ」と昔の人がよく言ったように、
その”事”を使うことです。
そして、新しい違う”事”がでてきたら、それと今まで自分が持っている知恵や技術を使って、その”事”を自分のものにできるように、習得していくこと。
これが、『発達』ではないかと思います。
これは、子どもが実感しなければ意味がありません。
その実感が、現実悲しいことに、学校現場ではあまり体験させてあげる
時間がありません。
それは、自分自身が教壇にたっていたからよくわかります。
子どもがなにか新しいことができるようになる!
そういったことは、大人よりも100倍うれしいものです。
学習塾などでは体験できないことが、
世の中には海千山千あります。
わたしのいままでの経験で、
できうる限りのお手伝いをさせていただきたいと思います。
そういったことをできるだけ考えて、
新年度のカリキュラムを考えてみております。


昨年の春ぐらいのSちゃん。
自由に色を作ることを楽しんでいます。
一年後・・・

自分で自分の道具もこんなにきれいにお片付けできるようになっちゃいました。3月には卒園です・・・うる。。。


伊予市の、それも道の狭い中にある、古い古い蔵のアトリエ。
お越しになるのもさぞかし大変だろうと思いますが、
親御さんが苦労してお子様を連れてきていただいて
「きてよかったわ」と何かを感じていただける
そういった教室になるよう、
努力して参りますので、
今、在籍しているお教室のみなさん、
今後ともよろしくお願いいたします。
そして
これから、このアトリエどうなのかしら?って思っておられる親御さん
是非、一度、体験教室にこられてみてください。
みるだけでも大歓迎ですよ。