おもうことは・・・

先日、生徒さんのお母さんからお電話が・・・
造形教室、1ヶ月ぐらい休ませますということでした。
Kちゃん、5歳。
最近、せっかく自分で作品を自分から破壊していた。
その原因は、わたしがその子以外の子に、指導しているときに
発作的に起こっていたと思う。
「先生は、みんなの先生なのよ」
って何度も言ってみたけど、効果なしだった。
1年前から、入ってくれていた子で、そのときは楽しそうにいろいろ作っていた。
生徒の人数もその子ともう一人の子のたった二人だけだったから、
存分に作ってくれていた。
だけど、少しだけど生徒さんが増えて、私からすると刺激になっていいだろうと思っていた。
しかし、Kちゃんにとっては、そうではなく自分を見てくれる人がいなくなった・・・ように感じていたのでしょう。
ここを、乗り越えてほしかったと思う。
わたしは、形になる作品ができなくてもいいっと思っている。
破壊された作品もひとつのこの子の自己表現だと思う。
人生で、どれほど、自分の思い通りにならないことが多いことか・・・
人生で、どれほどの困難がおしよせてくるのか・・・・
まだまだ幼児ということもあり序の口のところで、あんまり実感わかないかもしれないけど、
ちっちゃなことかもしれないけど、
こんなちっちゃな困難を乗り越えなくて、
大きな困難は乗り越えれるでしょうか?
まあ、大人になって大きすぎたら乗り越えられるかも???
そんなことは誰にもわからないけど
いずれにしても、
お母さん、
お母さんもいろいろお悩みの中で出された結論でしょう。
わたしのたわごととして聞いてください。
Kちゃんの作品づくりをもう少し見守って待っていてほしかった・・・・。
まだ、Kちゃんは、自分が何が好きなのか、何をつくってみたいのか、それを模索して蓄積している途中だと思います。
それを自分が作ったのを破壊しながら、わたしの気を引きながら、「自分」というものを見つけようとしている道中なのです。
まあ、道草もありだもんね。
Kちゃん、1ヵ月後にKちゃんに会えるのを楽しみにしています。


・・・しかし、お客さんが悪いのではなく、
わたしにも改善しなければいけない点はたくさんある。
これを勉強材料にして、さらなる充実したアトリエに向けて計画を練り直そうと思います。