ありがとう そして、がんばって! Iさん

本当に、本当に、うれしかった。


今日は、台風接近で、
雨で、じゅくじゅくした休日・・・
は〜憂鬱・・・と思いながらすごしていた。。。


すると、
突然、携帯が鳴った。

「文宝堂の土居です。」
と、いわれる。


この先生は、画塾の先生だ・・・。
はて、何かあったのだろうか?

「大川先生、
先生に紹介していただいた
Iさんですけど、彼女、めきめき画力がついて、
東京芸大をめざすことになったんですよ。
それで、夏休み、一度、東京の画塾で講習会に出てみたら、
周りの先生も薦めもあったのだけど、
彼女も、その気になって、
これから、東京に出て、本格的に芸大を目指すために
勉強することになったんです。」

と、教えてくださいました。


本当に、おどろいた!
彼女との出会いは、定時制だ。
1年前、ちょうど彼女が2年生のときに、
学校の耐震工事のせいなのか、なんなのか、原因はわからないんだけど、
学校に来ると、目がかゆくなり、
最悪眼が開けられないぐらいにまでなったので、退学した。

しかし、
彼女は、美術のほうに進学したいという強い意志を持っており、
松山にも、いろいろ画塾はあったのだけど、
文宝堂の画塾を紹介した。
すると、
そこに、熱心に通い、力をつけ、
東京にまでいって、
勉強をするまでの目標をもつことができたということなのだ。

他の誰にも信じてもらえなかったけど、わたしは信じてたよ。
彼女は、やるんじゃないかって・・・。

これだけでも、感動していたのだが、

つづけて、土居先生が

「大川先生、本当に素質のある生徒を紹介してくださってありがとうございます。」

といってくださったいました。

これは、
私にとっても、たいへん励みになりました。

実は、私が、この最近、
自信消失になりそうな事件があって、
自分自身、一生懸命やっても、なにも伝わらないのかな・・・・。
と、思う悩む日々を過ごしていおりましたが、


言い過ぎかもしれないけど、
わたしの、目に狂いはなかったと思いました。
全くの、彼女が伸びるかどうかは、わたしの「勘」でしかなかったけど、
伸びたんだ!
(なにも、彼女に対してはやってないのに、大きなこと書いてごめんね。)


気付いたことは、
そう、「教育」って、
生徒だけを育てるのではなく、自分自身が「育てられている」のだと思いました。
そして、
目の前で、起こっていることが、「すべての結果ではない」ということだ。
成長するのだ。
今は、こうであっても、変わっていくのだ。

生徒によって、私自身、嘆き悲しむ時もあれば、自信をつけてもらったり、
うれしんだり・・・・。
それが、
忘れたころに、喜びをもたらしてくれるんだな〜〜って。



まだ、彼女も、これから大きな目標に向かってチャレンジするけど、
悪い方向にはいかないと思います。

今、進行形で、悩んでいることも、いつかは・・・・
というより、私の手元を離れて、忘れたころに、
大きく、大きく成長しているんだろうな・・・・。
きっとそうだ!

それを、信じて、

これからも、
わたしも、めげないで、仕事していこうと思います。