はじめてのり付けできた!

ただいま、造形教室では、「たまごのモザイク」をしております。

4年生、Aちゃん。
額の模様が、幾何学模様。スパンコールがきらきらしていて楽しいね。


中1の、K君。
額に、線路の遮断機を描きました。そして、外に飛び出し、
ツリーハウスにも・・・

遮断機を描きました。


この二人は、年少さん。
新しいあぷりこっとのメンバーです。
さて、写真では、帽子をかぶっているMちゃん。
ボンドを使いながら物を貼り付けるとき、
1回貼るごとに、手が汚れ手を拭きたがってたいへん!
Mちゃんも
「ふ〜つかれた〜」
って、いっていたのでどうしようかと、考えました。
そこで、Mちゃんに
「ボンドを紙に塗ったらね、親指さんとお母さん指で、キラキラさん(スパンコールのこと)をはさんで、ボンドの上において、小指さんでおさえてごらん」
って指導してみると、Mちゃんの指はきれいなまま。
とってもそれがうれしかったらしく、はねあがって喜んでいました。
こんなことぐらいで・・・かもしれませんが

私自身が、できちゃうと、生徒が「できない」ということに、ちょっと鈍感になっちゃっていたんだなって思いました。
どうしてできないのかを、もっとくだいて、子どもに、指導していかないといけないな・・・と感じました。
しかし、できたときの、子どもの反応は、とても大きくて、私自身も、
久しぶりにうれしくなりました。

こんなのりの一つぐらいできるのは、当然でしょう
・・・かもしれませんが、
最近の幼児さんは、手の汚れを気にする子が多い。
物を作るときに、この行為が障害になって、
結構、小学生でも一々手を洗いに行きたがる子がいて、ものづくりに集中できない。
汚いままで作業せよということがいいたいのではありません。
物を作るということは、手を使うということ。
汚れを気にするか。手が汚れてももの作りに没頭できるか・・・
ここが、創作するのが楽しく感じられるか否か・・・の
キーポイントなのかな?とも思える。


今回の出来事は、
子どもにとってはこれがはじめてうまくのりが貼れるようになった瞬間。
まるで、はいはいしていた子どもが、
初めてひとり立ちできるようになったのと同じなんですよね。
自分の手で、これからできるようになるいい一歩目を、Mちゃん自身でつかんだのですから!

こんな感動を忘れずに、もっと、いろいろな一つ一つの作業を
見守ってあげたいな・・・って思いました。